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2006/04/25

ぷち遠征 の続き

 川沿いの道を上流に進むと、右手に良い感じのプールが見えてきました。水量はやや多めな感じですが、緩い流れを狙えばドライでも何とか釣りにはなりそうです。ちょうどクルマを停められるスペースがあったので、コンビニおにぎりをほおばりながら「ライズしないかなぁー」と眺めていると、流れ込みから続く流心の流速が弱くなるあたりで「パシッ!」。
20060423yamame
 ライズの主は小振りながらも黒点の少ないきれいなヤマメ。このヤマメ、最初に流した#14アダムスパラシュートには反応せず、フライを#16フローティングニンフに変えたら一発で食ってきました。パラシュートにはスレてるのかな?この日は見かけませんでしたが、フライの人も結構入ってるんでしょうね。
 
 このあと上流まで一通りポイントを見てまわったところ、渓相は非常に良い感じなんですが、水量が多めでドライで釣り上がるのはちょっと厳しそうだったので、おじさんが言っていたダムを探してみることにしました。
 それらしい砂防ダムを見つけ、道路の上から流れ込み付近を見下ろすと、なんと、小さく見積もっても25センチ以上はあるヤマメが複数ライズしています!急な斜面を勇んで駆け下りましたが、後ろは急斜面、足元はそのまま水中に落ち込んでいて立ち込めず、上と左右には木の枝が張り出していて、キャストできるスペースがまったくありません。やむなく、何とか2メートルぐらい先に落としたフライを上流から流し込む戦法でトライ。しかし、意外に流れが複雑でなかなかドリフトが決まらず、30分ぐらい悪戦苦闘してようやくフライを食ってくれたと思ったら、なんと痛恨のすっぽ抜け!・・・やっぱり完全なダウンストリームだとフッキングが難しいなぁ。
20060423katakuri
 気を取り直し他にライズはないかとあたりを見回すと、対岸側のほとんど流れがない場所で、時折「ぽつ~ん」という静かなライズがあります。「なんとなくハヤっぽいけど、ああいうライズは以外に大きなイワナっだったりして・・・」と思ったら、頭の中に「・・・ダムの上さばでっけぇイワナもいるってらっけ・・・」というおじさんの言葉がよみがえってきました。
 こうなると自分の目で見て正体を確認しないと気が済まないのが釣り人の性。上流に回りこんで増水気味の流れを渡渉し、ライズがあったあたりにそっと近づいていきました。すると・・・
 なんと、尺は優に超えていると思われる大きなイワナが、プールの真ん中に浮いているではありませんか!そいつは、一定の範囲をゆーっくりとクルージングしながら、先ほどと同じように時々静かなディンプルライズを繰り返しています。イワナまでの距離は10メートルぐらいで、警戒している様子はまったくなし。

 ・・・釣れるかもしれない。(ドキドキ

 結んだフライは、手持ちのフライの中で、直前に目に付いたカワゲラにイメージがいちばん近かった#16のCDCカディス。2投目ぐらいで、ちょうどイワナの進行方向の良い位置にフライが入り、それに気づいたイワナがスーっと近づいてきました。(ドキドキ
 フライとの距離がどんどん縮まり、「よし、食うぞ!」と思ったそのとき、そのイワナは、まるでフライが本物かどうかを確かめるように鼻先でフライを下から押し上げると、「ふんっ」という感じできびすを返し、プールの深みに消えていきました・・・(「ふんっ」ていう声が聞こえたような気がするのは・・・気のせいですね、きっと。)
 ・・・たぶん判断力が鈍ってたんでしょう。今思うと、ライズの形態やハッチの状況を考えれば、スペント系やフローティングニンフなんかのほうが良かったのかもしれません。あるいはティペットのサイズを落とすべきだったか・・・

 しばらくは呆然とイワナが消えた深みを眺めていましたが、そのあとは不思議と充実した気分でした。今日はこれで時間切れだけど、ハッチの状況や時間帯があえば、あのイワナに口を使わせるチャンスはあるかもしれない。たとえあのイワナが浮いていなくても、この渓相を釣りあがったら気持ちいいだろうなぁ・・・
 
 結局、釣果は最初の一尾だけでしたが、岩手にはまだまだ自分の知らない良い渓があることを知り、なんだか嬉しくなった一日でした。

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